バイクの種類

オンロードとオフロードとは?

アメリカンバイク

舗装された道路を走る前提で作られている「オンロード」山道や砂利道など、主に未舗装の道路を走る前提で作られている「オフロード」の2つのタイプがあります。 オンロードバイクには、レースで使われるようなものを一般道を走れるようにしたSSと呼ばれるものや、長距離を走っても比較的疲れにくいアメリカンなど様々な種類があります。 オフロードバイクは、250cc以下の車検がいらないものが多く、車体が軽いものも多いため、初心者でも取り回しがしやすいです。
ここでは町で比較的よく見かけるタイプを紹介します。

アメリカン(クルーザー)

アメリカンの代名詞と言えば、だれもが知っているハーレーダビッドソンです。
アメリカ生まれのハーレーダビッドソンは、比較的高い年齢層の男性に特に好まれている印象ではあります。 しかし、近年では若い年齢層の方もハーレーに乗っているのをよく見かけます。
HONDAやYAMAHAなどの国産メーカーでもアメリカンのタイプの車両はあります。 アメリカンは車高が低いので、足つきが良く、女性ライダーにも人気です。
また、長時間の運転も比較的楽な体勢で乗ることができるので、長距離ツーリングには最適でしょう。

ネイキッド

ネイキッドとは「剥き出し」という意味で、エンジン部分を覆うカウルと呼ばれるパーツが付いていないバイクを指します。 バイクとしては最も一般的に想像される形のもので、癖も少ないため、自動車学校の教習車はネイキッドを使用しています。
中でもHONDAのCB400SF-K、NC750L、YAMAHAのXJR1300Lは自動車学校の教習車仕様があるので有名です。
乗りやすいポジションと操作のしやすさから初心者からベテランのバイク乗りまで幅広く愛されるタイプです。 飽きの来ないデザインも、ネイキッドの特徴と言えるのではないでしょうか?

スーパースポーツ

略してSSと呼ばれます。 このモデルはエンジン部分がカウルと呼ばれるパーツで覆われており、ハンドルも車両に対して前の方についているので、自然と前傾姿勢になります。
空気抵抗が少なくなるので、高速走行やサーキット走行に向いている車両です。 レーサーレプリカモデルも多数販売されているので、レースが好きな方からは大人気です。
HONDAはCBRシリーズ、YAMAHAはYZFシリーズ、KAWASAKIはNinjaシリーズ、SUZUKIはGSXシリーズと日本の4大メーカーも極めて力を入れている車両が多いです。 各車両それぞれ1000cc越えの大型バイクから、車検のいらない250ccまで様々なサイズが展開されているので、大型二輪免許を持っていない人でも乗れる車両があります。

オフロード

オフロードバイクは細くて軽い車体に凹凸のしっかりしたタイヤが付いているバイクです。 主にモトクロス、エンデューロ、トライアルの競技に使用される車両です。
モトクロスは未舗装のコースで行われるスプリントレースのことです。 モトクロスに用いられる車両は「モトクロッサー」と言われ、通常、一般公道を走ることを想定していないためヘッドライトやウインカーが付いていないことが多いです。 FMX(フリースタイルモトクロス)と言う競技もありますが、こちらはジャンプでのトリックを競う競技となるので、モトクロスとは全く異なります。
エンデューロは、未舗装の周回コースまたは山林や林道などで行う長時間・長距離の耐久レースです。 エンデューロバイクとモトクロッサーの大きな違いは、長距離走行に向いた大き目の燃料タンクと高い耐久性、一般道を走ることもあることから、ヘッドライトやウインカーなどが取り付けられていることが多いです。
トライアルは自然や人工的に作られたセクションと呼ばれる採点区間内で、車両操縦技術の正確さを競う採点競技です。 短い助走で岩の上までジャンプしたり、急な斜面を下ってきたりします。 トライアルは基本的にスタンディングポジションで操作するので、シートが付いていないことがほとんどです。 また、軽量化のため、燃料タンクはとても小さくなっています。